ビタミンは摂り方しだいで"毒"になる 4
ところが94年、米国立衛生研究所とフィンランド国立公衆衛生研究所の共同調査で、雲行きが怪しくなってきました。
「男性喫煙者を3つのグループに分け、各グループにβ-カロチン、ビタミンE、偽薬を投与して比較した結果、肺ガンの発生率は、偽薬グループよりβ-カロチン・グループのほうが多い。
ビタミンEのグループは偽薬と変わらなかったが、脳卒中の死亡率が高かった」
・・・という、それまでとまったく逆の結果が明らかになったのです。
研究チームは、β-カロチンやビタミンEを含む食品の別の物質が、発ガン防止効果をもっているのではないかと指摘しました。
またβ-カロチンを6年間投与し続けた結果、肺ガン患者の死亡率が上がったという報告もあり、
「β-カロチンそのものが発ガン物質ではないか」
・・・と疑う医師も増えているといいます。