ビタミンはいくら摂ってもいいのか? 2
過剰摂取の分岐点は、成人の場合、所要量の約12倍と言われています。
ただしβ-カロチンは摂りすぎても、皮下脂肪にカロチンが沈着して黄色くなるだけで、大事には至りません。
β-カロチン・ブームの背景には、そんなことも影響しています。
Aと同じく脂溶性のDも気をつけましょう。
摂りすぎると、脱力感、吐き気、のどの渇き、体重減少などの症状が現われます。
さらに、肺や腎臓にカルシウムの沈着が起きて、腎不全なども生じかねないのです。
またKの過剰摂取は肝障害をもたらし、老人の脳血栓などにも影響があるという声もあります。
ただ食事による摂りすぎは心配なく、処方される薬に含まれることはあっても、市販の総合ビタミン剤に含有されているケースは少ないので、過剰摂取する可能性は低いでしょう。
Eの過剰に関して、毒性は認められていないので、神経質になる必要はありません。
一方水溶性ビタミンに関しては、脂溶性のような過剰症の危険はないにしても、やはり摂りすぎは体によくありません。
たとえばCやB群の場合、余分なビタミンを排泄するときに腎臓に負担がかかり、腎臓病の引き金になることもあるのです。